【企画趣旨】
2019 年から 2022 年にかけて開催した『2022 年の『ユリシーズ』― スティーヴンズの読書会』の後継 企画として、「人工知能×人文知×市⺠知」をコンセプトとした読書会「終わらない読書会―22 世紀の人文学に向けて」を開催します。
運営は南谷奉良(京都大学)・小林広直(東洋学園大学)・平繁佳織(中央大学)によります。読書会のタイトルは前身企画の終了に際して寄せられた「終わらないでほしい」という参加者の声と、⻑期的なスパンで人文学の可能性を展開するヴィジョンを盛り込んでいます。このため終了時期を定めずに実施致します。
2023 年から2026 年にかけては、学術知共創プログラム先導的人文学・社会科学研究「人間・社会・自然の来歴と未来―「人新世」における人間性の根本を問う」 (JPJS00122674991)との共催です。
読書会はAI が読む文学・人間が読む文学・市⺠が読む文学の3部構成で、それぞれが生成する知を批判的に重ね合わせながら、毎回の登壇講師が選定する「ヒト・動植 物・機械・モノ・自然」をめぐり、その境界が揺らぐ主題をもつ文学作品を読解していきます。